ブリュッセル観光



●国境を越えオランダからベルギーへ
 バスのアウトバーンにおける制限速度は、オランダでは80km/h、ベルギーでは90km/hです。国境だからといって、何も変わったことはありませんでした。サービスエリアでオランダギルダからベルギーフランに換金し、トラベルチェックもフランに換金してもらいました。

 添乗員さんも驚いていたことは、円が強くユーロが弱いのか、ベルギーフランは2.6〜2.8円だと思っていたのに2.4円にもなっていたという。そして、買い物では得をしますねと言われました。バーバは、うん10年前の「おままごと」で使ったオモチャのお金を思い出しました。

●いよいよベルギー・・・・お昼は何時何処で?
 午後3時、ようやくお昼になりました。国境のサービスエリアは土曜日の昼頃だったので窓口が一つ、両替に大変手間取りました。黒ビールを3口ぐらい飲み、盛り上がった挙げ句に甘〜いアイスクリームを食べました。この先に待ち受ける大変な事、知るすべもありません。

●ブリュッセルは欧州連合政治経済の本拠地
 王立美術館、ただただ駆け抜けた王立美術館、、4時50分までに出るという約束で4時に入場、走りに走りました。作品は1万点あるという。超大きなエレベータに乗ったり降りたり、ドアが閉まると壁になってしまうので見失ったら大変です。

 それほど興味のない絵の前で(作者に申し訳ないれど)下手なガイドの説明(これまた失礼)に皆はイライラ。隣の部屋(と言っても、大きな階段を駆け上がらねばならないのですが)には、ゴーガンの作品もあったのに、ルーベンスのやたら大きな作品ばかり2部屋観たら閉館の放送が流れ、サッサと消灯されてしまいました。

 集合場所の一階だって、端から端までが遠いのです。その時に異変が(胃とお腹が少々、実は我慢できない)起きました。我慢、我慢、調子づいて飲んだ結果が、このありさまです。後悔、悔いは次への教訓、汝自身を知れですね。

●ブリュッセルの市内観光
 バスは、渋滞と運転手さんの不案内のためかスムーズに走らない。グランプラス辺りは人混みの激しいところ、もっとも、バーバまで近寄(酔)って行ったのですから。傘は要らないと言われたのに、いきなり雨が降りだしました。

 ぎっしり並んだ土産店や食べ物売りの人達、ごった返す中でトイレチップの10フランを握りしめ雨宿りしながらの市内観光でした。そこで夕食を済ませた人もいましたが、バーバは食べずにホテルに戻りました。

●ムール貝を食べに
 やっとの思いでホテルに戻ったというのに、添乗員のお姉さんのご慰労を兼ね(本当はダシ)て夜の街へムール貝を食べに再外出です。どの店も、どの店も、お客で溢れていました。その中で何故か空いている店が一軒見つかりほっとしました。

 添乗員の小柄な彼女が、大きな声で交渉していました。話では聞いていましたが、バケツ一杯とまではいかないまでも大盛りのムール貝を食べて満足しました。

 帰りのタクシーは、何台にも分かれて乗りました。これも彼女がタクシーを捜し行き先を頼んで乗せてくれたのです。彼女の慰労のつもりだったのに、泣き顔になっているのです。

 後で聞いた話ですが、彼女は小柄だし、日本人と見るとボッタクルのだそうです。実のところ今回も注意していたのに、「ムール貝の店」と「タクシー」にボラれたようです。過去にもそういう事があり、ツアー客にどやされたそうです。それに比べ、今回のお客様は慰めてくれたと・・・・泣いていたのです。
(2000.11.25)
 
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