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トラウト挑戦日記2

2000/8/5 番外編−田子池
 釣りに行きたいが、すっかり夏休みのシーズンであり、どこの釣り場も子供たちに占領されていて落ち着けない。ならば夜釣りにすれば少しは違うだろう、ということでバスを狙いに 田子池へ行ってきました。釣り場に着いたのが午後7時半をまわっていたため、さすがに子供たちの姿は見えず。これならなんとかなりそう。ということで定番のゲーリーグラブを ノーシンカーでキャスト。すかさずアタリがあるがフッキングにいたらず。どうも相変わらず小バスの多い池だ。それでもヒシモの際ギリギリに落としたりしているうちに何度かいいアタリが あって小バスが釣れる。まあ2時間くらいで3匹しかあがらなかったけど、釣れただけ良しとしよう。

 さて帰るか、と思って道具を片付けているうちに、車のトランクに放置してあったフライロッドが目に入る。これは先日、大手釣り具チェーン店で衝動的に購入した激安パックロッドである。 もう周囲には誰もいないし練習がてら少し振ってみるか、と思い付いて車から持ち出す。用意が終ると街灯の明かりが届く水門の所へ移動。ここならバックスペースもとれるし、引っかけそうな 障害物も金網のフェンスぐらいしかない。遠慮なくロッドが振れるぞ。ということでキャスト開始。

 何度かロッドを振っているうちにグイグイと引っ張られるようにしてラインが伸びていくのが面白い。他の釣りと違ってキャストするだけで面白いと感じる。こういうことは初めてだ。 暗くてよくわからないけど、水面でライズしているあたりをねらってみよう。とフライを落とす。・・・するとバシャンと水飛沫が・・・え?まさか出たの?と、とっさにアワセてしまう。とたんに ロッドに伝わる生命感・・・まさか釣れるとは少しも思ってなかったので動揺しているうちにロッドが軽くなった。見るとリーダーが切れてフライは無くなっている。手でリーダーの細い部分を 引っ張ると、簡単にプツリと切れる。やっぱり激安セットに入っていたものじゃ駄目か・・・それにしてもフライでバスが釣れるんだ、知らなかったなぁ。

 翌日、釣具屋へ行って、少し太目のリーダーとティペットを購入したのはいうまでもない(^^; なにかあったら困るから交換しなきゃね。

2000/11/12 ニレ池フィッシングセンター
 以前から釣具屋でチラシを目にしていた管理釣り場へ行ってきました。例によって清水さんと一緒です。
前日の電話で『行くだけ行って様子を見てから決めましょう』と話していたくらい天候に不安があったけど、まあまあ晴れましたね。ということで10時に 中条村の道の駅で合流してから一路白馬村へ。

 いざ着いてみると、予想外に小ぢんまりとした池。もうすでに何人もの釣り人がロッドを振っているのが見える。が、釣れている様子はない。大丈夫かいな?
しかし、他の釣り場へ移動するといっても距離が離れているし、第一面倒くさい(^^; しばらく見物して、釣れる人がいたらやってみようということに。 とりあえずグルっと池を一周しながら釣り人に声を掛けてみる。

『釣れますか?』ルアーマン→『いやぁ、全然ダメ』
『釣れますか?』フライフィッシャー→『・・・・・・』失礼しました。

 どうも状況が良くないみたいだぞ・・・と思いかけた時『バシャッ』インジケーターを付けてフライを投げていた人が釣れた。おっ釣れるじゃん。という事で受付で会計を済ませて釣り開始。


 まず前日の夜に大慌てで巻いたエッグフライを投げてみる事に(というか、まだこれしか巻けない・・・)あれ?ちっとも沈まないじゃん(苦笑)仕方がないのでティペットに極小のガン玉をかましてみる。 するとようやくフワフワと沈んでいく。と、そこへすばやく魚影が・・・あぁ行っちゃったよ(^^; そんな事を何度か繰り返す。結構サカナがスレているんだろうか?

『清水さ〜ん、釣れないねぇ』などと話し掛けた時、急にロッドが引っ張られた。『!』
慌てて池の方へ視線を戻すと、予想外に大きいサイズのトラウトが沖へ向かって走っているのが見えた。ちなみに使用しているロッドは#3・4・・・ヤバイかもしれない。ここはとにかくロッドを立てて押え込むしかない。 『待っててください、今ビデオ撮影しますから』・・・清水さん、僕そんな余裕ないんですけど(^^;
 そのまま5分以上も格闘していると、少しは弱ってきたのか手元まで寄ってきた。ゆうに40cmを超えるブラウントラウトであった。僕にとっては初めてのフライで釣れたサカナ。舞い上がってなんだか判らないうちに リリースしちゃいました。

 いやぁ〜釣れるもんなんだなぁ〜と、ちょっとまだ舞い上がったままの心理状態で釣り再開。しかし、あれだけバシャバシャと水中を荒らしたにもかかわらず、サカナが悠々と泳いでいるところは『さすが管理釣り場』 という感じ? 自然湖・河川じゃ流石にこうはいかないんだろうなぁ。・・・と、そんな事を思っていると清水さんにもヒット。なんとビデオを回しながらやりとりしている。余裕ですねぇ(笑)  あがったのはキレイなニジマスでした。

 しばらくして2度目のヒット。これもなかなか引きが強い。寄せたかと思うとリールからラインを引きずり出して逃げていく。往生際が悪いよねぇ(^^; やり取りの末、あがったのはブルックトラウト。背がやけに盛り上がってて 太い魚体でした。
『お、ライズしてますよ』清水さんが目を輝かす。『・・・あぁ!ドライ忘れた!!』バッグをゴソゴソかき回してたかと思うと悲痛な叫びが(笑) 『ちょっと行ってきます』管理棟へ走って行ったかと思うと速攻で戻ってきた。 『よければ使ってみてください』と、その手にはカディスがしっかりと。わざわざ買いに行ったのかぁ、ドライが好きなんですねぇ。しばらくして本当にドライで釣り上げていました。

 僕の場合はドライじゃ全然釣れなかったので、またエッグに戻して投げるとバイトが。すぐ目の前で掛かったのでニジマスだと確認済み。しかし30cmぐらいのサイズなのに元気がいい。ものすごい高速で首を振ったり水面から ジャンプしたりと暴れまくる。バーブレスフックだったのでバレルんじゃないかと内心ヒヤヒヤ。それにしても結構ニジマスは面白いターゲットだったんだなと認識を改めちゃいましたよ。 余談ですが、こいつはキープさせていただきました。

 菓子パンで昼食をすませ、時間になったので桟橋へ移動(利用は予約制です)水中を覗きこむと50cmオーバーの魚体がチラホラ。試しに目の前へフライを落としてみたけど見向きもしなかった・・・きっと今まで叩かれまくって きたんだろうなぁ・・・さらには尾ビレでフライを払いのける技まで披露してもらったという・・・トホホ(泣) その後、何度かバイトはあるがフッキングには至らず。
 桟橋の利用時間が残り少なくなってきた時、待望のバイトが。『来た!』と同時になんと清水さんにもヒット。ところが僕の方は3秒ほどのファイトでバラシ。なんで?(涙)せっかくのダブルヒットがぁ・・・そして フライを確認してみると、なんとフックが開いてしまっている。特に根掛かりなどをした記憶はなかったので、何匹か掛けている間に開いてしまったらしい。バーブレスで開いたフックじゃ釣れるわけないよねぇ・・・

 桟橋から降りて、適当にその辺りで釣りを続ける事に。ただ、空が段々と暗くなりはじめてきている。かなり肌寒く感じてきた時にバイトが。ファイトらしい引きもなくスルスルと寄ってきた獲物はイワナでした。もう 体色がサビて顔立ちもサケみたいになっていましたね。 こうしているうちに完全に暗くなり、フライもろくに見えなくなってきたときに清水さんにヒット。ところが何故かえらく慎重にやりとりしている。 『こ、こいつはヤバイかも』と云うので大物が掛かったのかと思いきや、『ミッジで釣ってたんで、ティペットが8Xなんですよぉ〜。しかも40cm近い奴がヒットしてるんで・・・これマジでどうしよう』うろたえながらも ロッドを操作している。残念ながら僕には見守る事しかできません。
 10分以上かけて弱らせた後、なんとかライディングに成功。まるまるとした立派なニジマスでした。せっかくなのでインタビュー風にビデオを回しました。後で観るのが楽しみ。


 さて、清水さんが有終の美を飾ったということで本日は納竿。管理釣り場もなかなか面白いものだと二人の意見は一致。もし機会があったら、また遊びに来たいものですね。


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