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トラウト挑戦日記7

2005/9/27 木曽源流

 もっと早くから誘われていたのですが、前日になって行けそうだな、ということでGENさんと木曽に釣行することになりました。行き先はつい先日GENさんが50cmオーバーのヤマトを釣り上げた場所です。

 午前5時半に太陽の丘公園で待ち合わせということで3時に高速道路に向かいひたすら木曽方面へ向かいます。

〜中略〜

 えー・・・木曽は思ったより遠かったです・・・途中道がわからなくなったこともあって約束の時間より少し遅くなってしまいました。大変申し訳ない(汗) 本日はGENさんの他に、もう一人ジンさんという方が一緒に釣りをすることになりました(あらかじめメールいただいてました) 今日はよろしくお願いします。まずは車中で朝食をとってから釣り支度をし、GENさんの車で川へ出発です。

 GENさんは山道を果敢に攻めます。さすがは左足ブレーキ主義の方らしく、ミニバンなのに頭文字Dのような気分を味わえました(笑) その攻めの鋭さは、途中でラゲッジの荷物が盛大に雪崩を起こした事からもわかりますね(ぉ しばらく山道を走っているうちに車が停まりました。どうやら到着したようです。

 とりあえずロッドを持ってGENさんと一緒に行動することになりました。ジンさんは別行動のようです。なんか、いきなり山の中へ入っていってるんですが・・・直前にジンさんが『帰ってくる頃には数キロ痩せてるかもしれないよ?』と言ってた言葉が非常に嫌な予感を浮かび上がらせるんですが・・・(汗)

 ・・・いきなりバテました(泣)

 なんというか、非常に蒸し暑いんですよね、山の中って。本当なら適度に湿度があって快適なのかもしれないけど、『かなり濡れるから』と言われてレインウェアまで着込んでる自分にとっては暑すぎました。ええ、まあ自分が日頃慢性的な運動不足なだけだ、ということはよーくわかってますけどね。山を登り、まるで用水路のような細い川の横まで来れば多少は楽になりました。でもすぐ横は山の斜面がすとんと落ちてはるか下に川が見えています。それを眺めていると、
 『もし滑落したら山の方に体重かけるようにして足は踏ん張らないように。逆にひっくり返って頭から落ちていきますんで』と、非常に不安を煽るアドバイスをされました(苦笑)

 途中GENさんが手招きするので何かと思えばなんと近くにカモシカが・・・一体ここはどこまで山奥なんですか?(汗) さらに歩き続けるとまたしても立ち止まったGENさん。すばやくロッドを振ったかと思うとあっさり魚がルアーを咥えていました。残念ながら抜き上げるときにバレてしまいましたが、こんなに早く魚を見ることが出来るとは恐るべし。というか、まだ釣り場じゃないんですよね?それからさらに歩き続け、ようやく目的の川に到着しました。まあ、歩いてる間もずっと下に見えてはいたんですけどね(;´∀`)


 思ったより川幅の狭い渓です。ここでGENさんは先日50cmを出したというのですから、一体どこにそんな大物が隠れていたんだ?という感じです。GENさんはテンポよくルアーを撃ち川を攻めていきます。2ポンドの細いラインなのにヤブの中まで投げ入れています。ちなみにこちらは渓流のルアーは経験がほとんどないも同然なのでまったく釣れる気がしません。というか、川を歩くのに精一杯で釣りの余裕が・・・(汗)
 途中の記憶はないも同然なので省くとして(ぇ お昼近くになったので川から上がることになりました。GENさん曰く『いつもの半分も来ていない』ということです。なんだか足手まといになってたようでスマヌ m( _ _ )m
 そして少し休憩をしてから出発ということになりました。『いい眺めでしょ。この景色を見るために釣りに来てるといってもいいくらい』とGENさんは満足そうな表情で言います。確かに自分も疲れきってはいるんですが、不思議なことに爽快感を感じます。GENさんに言わせれば『登山と一緒だからね』ということですが。

 ところで帰りは道もない山の中を抜けていくことに・・・えっと、笹が茂りまくっていて何にも見えないんですが・・・さらに『これ、クマの通った後ね』というセリフを聞いた記憶がかすかにあります(つД`)
 ただひたすら歩き続け、最初に川へ降りた場所まで戻るのにも長い時間がかかったように感じました。でも、ここからさらに歩き続けなきゃいけないんですよね・・・戻るのに時間がかかったせいか、途中にジンさんの書置きが枝と石で残されていたようです。



 半分膝が笑ったような状態になりつつ車の場所まで戻ってきました。先ほど感じた爽快感なんてもう吹き飛んでしまってます。微塵も残っていません(ぉ
 さて、これからどうするのかといえば・・・物足りないので他の川へ移動ということに。山道をぐるぐる走り続け、今度は先ほどの原流域と違って比較的開けた場所へ到着。大きな石が川の中にごろごろ転がっており、どちらかといえばフライで狙ってみたいような川でした。まあ、ここでも案の定釣れなかったんですけどね(泣) ジンさんが早めに上がった後、自分も川から上がりGENさんが帰ってくるのを待ちました。それにしても9月も終わりだというのに天気が良すぎて暑い・・・


 GENさんが川から上がり、太陽の丘公園まで戻りました。レインウェアやウェーダーを脱ぎ、ようやく楽なかっこになれたと思ったら、その横を流れる川へジンさんがすばやく降りていきました。本当に釣りが好きなんだな、と思わせる行動ですよね(笑) その様子を上から眺めながら『そっちに小さいのが出た!』なんてGENさんが声をかけています。
 その間にしていた雑談で出たGENさんのお言葉。『長野にいるのに管理釣り場なんて、周りにいい女いっぱいいるのに風俗の姉ちゃん相手にするようなもんだよ?』えー、わかるようなわからないような・・・(笑)



 さて、本日のメインイベント(?)GENさんお薦め木曽カレーの店で昼食ということになりました。国道沿いにぽつんとあるバラック風の建物。それが目指すお店です。人に言われなきゃ、これがちゃんと営業しているカレー屋だなんて思いもしません。何しろ張り紙で店の中がまったく見えないし・・・

 いざ中に入ってみれば、中にもいろんな味のある張り紙でいっぱい。天井には魚の絵があったり、含蓄のあるようなないような文句が書き散らしてあったり・・・そして、さらにひたすらしゃべり続けるおばちゃんが(笑) まず水は2リットルのペットボトルでどーんと登場。さらにティッシュが箱ごとテーブルの上に。これで口の汚れを拭ったり鼻かんだりしなさいという気配りでしょう。

 とりあえず注文はチキンカレーを頼んでみました。さほど待たずに出てきたそれは、ご飯の上にカレーがかかってるにもかかわらず、さらにルーがついてくるというサービスの良さ。さて、肝心のお味の方はというと・・・美味いんですよね、これが。チキンも柔らかくて味が良く、ニンジンも意外なほど甘くて驚き。わけのわからない店の雰囲気からは想像のできない美味しさです。ちなみに美味しく食べている間にもおばちゃんはしゃべり倒しています(笑) 
 『もうね、おばちゃんいつ死んでもいいから』『おばちゃんお役人だいっ嫌い』『ついサービスしちゃうから儲からないのよ』
 おばちゃん節が炸裂しまくっています。それにやられたのか、ジンさんはずっと無口になっていました。
 そして、おばちゃんが自分で言ってた通り、梨を剥いてくれたりコーヒーを入れてくれたり、注文以上に何か出してくれます。なんだか申し訳なくなるくらいサービスがいいですよね、ホントに。

 なかなか愉快な昼食を終えて、解散の時間になりました。ちなみにGENさんとジンさんはまだ釣りをしていくそうです。いや、お二方とも元気ありますねぇ。
 こっちはゆっくり帰ることにします。今日は本当にお疲れ様でした。また機会があったら同行させてくださいね。



 おまけ:途中の道の駅で見かけた『木曽かめ君』 なんだかキャラが可愛かったので、おまわりさんに声をかけて写真を撮らせていただきました。ありがとうございます。
 



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