カロリー数への疑問

カロリーで数量を考えるのは間違い?

化学、生物学の絶対的真理を根拠とする考え方

食物に含まれるカロリー数以上のエネルギー

カロリーについては何となく納得しにくいものを感じていただけたでしょうか。疑問点をまとめるとこうです

  1. 体温は最高でも、およそ40℃であり、この温度では、脂肪も炭水化物も「燃焼」しない。つまり、人体内部で食物が「燃えて」いるわけがない。
  2. そもそも、細胞内の代謝と大気中の燃焼はまったく別の現象である。
  3. 各栄養素ごとの物理的燃焼熱は、少数点1〜2桁の精度で求められているのに、エネルギー換算係数を掛けて得られた熱量はどれも「キリのいい整数」であり、数学的に考えしいると極めて不自然で慈意的だ。あえていえばうさんくさい。
  4. 動物界を見渡すと、食物に含まれるカロリー数以上のエネルギーを食物から得ている動物が多数存在するのです。

とりわけ、最初の2つの疑問は物理学、化学、生物学の絶対的真理を根拠とするものです。つまり、「食物=カロリー」説が正しいとするなら、物理学や生物学の真理を否定するはめになってしまい、道理を引っこめて無理を通す形になってしまうのです。

もちろん、「科学の基本原理が間違っていて、こちらの説が正しい」と主張する学説は時折登場しますが、一般的にはそれらはエセ科学と呼ばれています。

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