北上夜曲歌碑(岩手県花巻市) ; 賢治&光太郎ゆかりの地

− 2007.07.08(日) 晴 −

 バーバの数少ない愛唱歌の中の一つ“北上夜曲”の歌碑が北上町の展勝地にあるという。それも自筆、町に電話でお願いしたところ採拓許可がおりたが大仕事になり断念した。
北上夜曲歌碑 (クリック拡大写真 下ノ畑ニハ・・・・ヒメジオンが咲いていた
 宮沢賢治碑“雨ニモ負ケズ”は高村光太郎筆・・・・真夏日の昼時、木立の中は涼しく暗い。碑文字は全く撮ることが出来ない。
光太郎の書が見れる“桜地人館” 宮沢賢治記念館 “イーハトーブ館”
 宮沢賢治記念館は抜くことの出来ない観光コースの一つ。そのため観光バスが何台も停まり来館者で混雑していた。
数え切れないほどある“宮沢賢治碑” イギリス海岸(北上川)
 そば処は昔をしのばせる質素なそば屋がよい。無料お休み処“くるみの森”を見つけ、バーバたちと話込みお手玉と帽子を記念に買い求め疲れを癒した。
ぎんどろ公園 風の又三郎群像
 ぎんどろ公園で“風の又三郎群像”を撮りたかった。宮沢賢治の世界“花巻を語る”はVTR撮影のためホームページに掲載出来るのはこの程度であとは省略。
高村光太郎記念館(高村山荘) 奥に“雪白く積めり”の詩碑が見える
 光太郎山荘まで車を走らせる。「ゆっくりどうぞ」と言われ遺墨を心行くまで鑑賞する。人間の高さ、深さにひかれる。光太郎詩集等3冊を買い求める。
北上夜曲
作詞;菊地規  作曲;安藤睦夫
1 匂い優しい 白百合の
  濡れているよな あの瞳
  想い出すのは 想い出すのは
  北上河原の 月の夜
3 銀河の流れ 仰ぎつゝ
  星を数えた 君と僕 
  想い出すのは 想い出すのは
  北上河原の 星の夜
5 雪のチラチラ 降る宵に
  君は楽しい 天国へ
  想い出すのは 想い出すのは
  北上河原の 雪の夜
2 宵の灯 点すころ
  心ほのかな 初恋を
  想い出すのは 想い出すのは
  北上河原の せせらぎよ
4 春のそよ風 吹く頃に
  楽しい夜の 接吻を
  想い出すのは 想い出すのは
  北上河原の 愛の歌
6 僕は生きるぞ 生きるんだ
  君の面影 胸に秘め
  想い出すのは 想い出すのは
  北上河原の 初恋よ
 この歌は昭和20年代の初め頃から、岩手県盛岡・宮城県仙台辺りから自然発生的に歌われ始めました。盛岡や仙台の大学・専門学校に各地から遊学していた学生達が帰省の際に持ち帰って、後輩などに教えたことから次第に全国に広まり昭和30年代初めには歌声喫茶の定番曲の1つとなりました。
 これに着目したレコード各社はレコード化を企画、作者を捜したところ作詞者は岩手県江刺市出身の菊地規作曲者はその友人の岩手県種市町出身の安藤睦夫と判明しました。
 菊地が詞を作ったのは昭和15年(1940)12月、安藤が作曲したのは翌16年(1941)2月だったといいます。菊地は水沢農学校、安藤は旧制八戸中学の生徒で2人ともまだ十代でした。
7月 7日  智恵子の里 7月11日  角館武家屋敷
7月 8日  北上夜曲歌碑 7月12日  蔵王越え
7月 9日  乙の女像 7月13日  塩原文学散歩
7月10日  三内丸山遺跡 7月14日  ロマンチック街道