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この先、確実にはだかる穀物生産問題についての情報です。

糖質制限食 ダイエットに向くと言われていますが、糖質制限食をみんなが行えば穀物生産問題も解決できます。

穀物生産問題

穀物生産の危うい現状

穀物生産問題

穀物を食べない選択肢はアリか?

非穀物への道を探る

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非穀物への道を探る

穀物を食べない選択肢はアリか?

牛がトウモロコシを食べるようになったのは

牛はセルロースを食べてきた

牛がトウモロコシを食べるようになったのは

人口増加が止まらない

人口増加をも支えてきた穀物

驚異的に高い生産性をほこる植物「穀物」

  1. 窒素肥料による「緑の革命」の弊害
  2. 塩害
  3. 地下水の枯渇

の3つの問題についてです。

現生人類の人口の推移を調べた研究によると、1 万年前に500万~1000 万人、紀元前2000年で2700万人、紀元1年で1億人、西暦1500年で5億人、1800年で9億5000万人、1900年で16億人、1930年で20億人、1970年で40億人、そして2011年に70億人を突被しました。

この人口増加を支えてきたのが、驚異的に高い生産性をほこる植物である「穀物」の栽培です。

じっさい、人口増加に歩調を合わせるように穀物生産量も増加してきたのですが、じつは1950年代までの穀物増産は、すべて耕地面積の拡大によるものでした。つまり、耕地面積が増えた分だけ比例して収穫量が増えていたのです。

現在の穀物栽培の原型は、1万数千年前のメソポタミアの「肥沃な三日月地帯で始まったとされていますが、そのころから1950年ごろまでは、農機具が鉄器に変わり、牛馬がトラクターに変わったくらいで、農業の基本的なやり方は1万年前とほとんど変化していなかったとされています。

1960年代に始まる「緑の革命」が、穀物生産と食料生産に大革命をもたらしました。実際にに、1960年ごろから、世界の耕地面積は増えていないのに、単位面積あたりの収穫量は右肩上がりに増大していて、それはまさに、人口の爆発的増加にピッタリと一致しています。

緑の革命とはようするに、化学肥料や農薬の大量使用、機械化と大規模化、品種改良、潅漑技術の進歩などがもたらしたものですが、その中核をなすのが、窒素肥料の開発と、潅漑技術の進歩といえるでしょう。 窒素は生命の維持に欠かせない元素で、大気中に豊富に含まれますが(地球の大気の78%は窒素、21% は酸素である)窒素は反応性に極めて乏しく、わずかにマメ科の植物が、共生根粒菌の作用で大気中の窒素を固定して利用できる程度です。

1960年以前の農業の反収が増えなかったのは、この土壌中の窒素濃度が、収量のボトルネックになっていたたからです。 しかし、20世紀初頭にアンモニア合成法が発見され、そして窒素肥料が合成されたことから、事態は一気に変化しました。植物の生長に必要な窒素を空気から作ることができるようになり、好きなだけ投与することが可能になったからです。

これにより、連作障害(同じ作物を何年も続けて栽培すると、土壌の窒素が失われる) を気にせずに耕作することが可能になりました。その結果、耕地面積は同じでも、以前の何倍もの穀物が収穫できるようになり、その穀物が60億人、70億人と増えていく人類の食を支えてきました。

しかし、これはいわば、地球と植物が2億年かけて作り上げた共存のルールに対する、人間側の宣戦布告であり、謀反でした。この結果、緑の革命開始からわずか40年ほどで異変が起き始めたのです。過剰投与した窒素肥料が湖沼や海に涜れ出し、富栄養化を起こしたのです。

この結果、世界各地の海岸を、くりかえし赤潮が襲い、沿岸漁業に深刻な打撃を与えるようになりました。そして同時に、右肩上がりに順調に伸びを続けてきたすべての穀物と大豆の反収が、2005年ごろから頭打ちになり、国によっては減少し始めたのです。

さらに、肥料中の窒素は地下に浸透して、地中微生物の作用で硝酸に変化し、それが世界各地で深刻な地下水汚染をもたらしてしまったのです。

ようするに、線の革命の神通力は、すでに限界に達してしまったのです。 同様に、紀元前6000年ごろに始まった潅漑農法も、乾燥した不毛の大地を緑の耕作地に変えたが、やがてこれが塩害をもたらすことになりました。同じ耕地に水を撒くことで、水が次第に地中に浸透し、そこで地中奥深くに眠っていた塩と出会って塩水となってしまったのでえす。やがて塩水は浸透圧差でゆっくりと上昇して地表に顔を出し、水分が乾燥して塩が残ることになったのです。これが塩害です。

耕地を増やそうと、乾燥した地域に大量の水を撒けば撒くほど、塩が上がってくるので焦ってしまったのでしょう。もちろん、塩が析出された土地では、ほとんどの作物は栽培不可能となりました。このよぅな塩害が世界各地の農地で起きているのです。

さらに、地下水の枯渇も深刻です。たとえば、世界の穀倉地帯であるアメリカ中西部は、1930年代までは乾燥した荒地でした。ですが、この地域の地下に豊富な地下水を含むオガララ帯水層が発見されたことから事事態は一変します。

いかに容赦なく太陽の照りつける乾燥地でも、そこに水があれば農業が可能になるからです。

現在もオガララ帯水層は、アメリカ全土の潅漑に使われる地下水の3分の1をまかない、帯水層の上にあるいくつもの大都市の人々の生活と工業を支えているのです。

しかし、この無限に思えたオガララ帯水層も、じつは有限な資源だったのです。取水できる水位が毎年低下しているのです。専門家の間では、オガララ帯水層はあと25年ほどで枯渇するという意見が多主流となっています。

そして、アメリカ同様、地下水を汲み上げて潅漑農業を行なっているすべての地域で、地下水位の低下が起きているのです。それがどれほどの規模で起きているかというと、NASAの人工衛星が地球の重力の明確な変化として検出可能な程度というから、尋常ではないのです。

1960年代、地球の人口は30億人あまりでしたが、そのころ、地球規模で緑の革命が始まる。それにより人類は食べきれないくらいの量の穀物を手にすることができ、それから60年間で70億人まで増加することができたのです。しかしそれは、地球の重力を変えるくらいの地下水を汲み上げて利用することで成立していたのです。

ようするに、現在の大穀倉地帯での穀物農業は、環境被壌型農業であり、どこかで必ず限界に達し、破綻するシステムだったのです。

ガララ帯水層は数百万年かけて形成されたと考えられますが、われわれはそれを、わずか数十年間で飲み干そうとしているのです。日本人の食べている穀物や肉の多くは、オガララ帯水層を使って作られているのだから、私たちも地下水鯨飲に参加しているといえるのです。ぅするに、地球上の淡水の総量に比較して、70億人は多すぎるのでしょう。しかも、あと30年足らずで、世界人口はほぼ確実に90億人を超える)。

そして同時に、慢性的な水不足に苦しめられる人々が増え始めたのです。1960年ごろまでは、乾燥地域に暮らす人々でも水の心配をせずに生活できていたのに、2000年では5億人が水不足に苦しめられるようになり、現在では7億人を超える人が、水不足のために生命の危機に貧しているのです。

この「淡水不足」問題の根本は、水の物理的・化学的特性にあるのです。 液体は重力に従って移動して位置エネルギーを最小にしようとするし、水は何でも溶かし込む優れた溶媒です。だから地表の水は必然的に梅か地下に移動し、地球の水の大半は塩を溶かしこんで塩水になります。 もちろん、海水が蒸発して陸地に雨となって降れば淡水化されるが、海面からの蒸発量は太陽からの熱エネルギーで一時的に決まってしまうため、人間側が制御できないのです。だからこの淡水不足問題は、画期的な海水淡水化の技術が開発されないかぎり、おそらく解決不能と思われます。

これらの事実から、どういう未来が描けるのでしょうか。少なくともそれはバラ色ではなさそうです。1万数千年間にわたって人類の胃袋を満たし続けてきた穀物は、これ以上増産できそうにないし、それどころか、穀物の生産量は今後、減少していく可能性が極めて高いのです(耕地面積を増やす余地は地表にはもう残っていないし、反収も減少し始めているから)。

もちろん、地球温暖化の進行とともに、穀物栽培が可能な地域も両極地方に移動していき、たとえば北半球では、シベリア地方が耕作可能地域になる可能性はあります。

だが、その地域で、アメリカ中西部と同じ程度の穀物生産ができるかというと、話はそれほど単純ではありません。高緯度地域と中緯度地域では日照時間に差があるが、植物は一般に、長日性・短日性という言葉が示すように、日照時間に関してはきわめて保守的で融通の利かない生物であり、緯度の違いを乗り越えるのは困難なことが多いからです。

糖質制限について説明すると必ず、「人類が70億人まで増えることができたのは穀物、すなわち糖質のおかげです。全人類が糖質制限をしたら、たちまちのうちにタンパク源を食い尽くしてしまう」と反論する人がいるのですが、じつは、その穀物生産そのものが、危うい状況にあるのです。

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