アロエベラは細胞から健康をつくりだす

微量栄養素の働きに注目が集まる

これまでの医学では、胃や肝臓、腎臓、心臓といった臓器レベルで障害を発見できないと治療することはできませんでした。

しかし、これからは私たちの体を構成している約60兆個の細胞の1つ1つが正常に機能しているかどうかが健康を考える基本になります。れは、1つの細胞の異常からさまざまな病気が発生してくることがわかってきたからです。

ですから、病気に対処する場合も、まず細胞レベルや細胞をつくつている分子レベルで起こつている異常をチェックし、そこから治療することが求められます。すでにアメリカの医療現場では、こうした考え方に基づいて「分子正常医学という治療法が「21世紀型の医学」として注目され、増えています。

この「分子正常医学」では、とくに医薬品を投薬してもなかなか治らない病気に対して、薬をできるだ」け使わず、体内の栄養素の濃度を細胞を規準にチェックし、栄養バランスを調節するという治療を行ないます。

アメリカの栄養学の権威として知られる博士は、「どんなに多量の食事をとっても、人間に必要な栄養素が、きちんとバランスよく摂れていなければ、体の中の細胞は正常に機能しない」と述べています。

つまり、細胞が正常に機能するには、何よりもまず、体内の栄養バランスが重要であるというのです。

ところで栄養素といえば、タンパク質、脂肪、炭水化物という「三大栄養素」のことが、まず思い浮かぶでしょう。これらは細胞をつくる原料となったり、細胞を動かすエネルギー源になったりしますが、それだけでは細胞はうまく機能しません。

もちろん、細胞を構成する成分としては三大栄養素が占める割合が大きいのですが、その細胞が健全に機能するにはビタミンとかミネラルといった微量栄養素が欠かせないことがわかってきました。それで、ビタミンとミネラルまで含めて「五大栄養素」といったりします。

さらに、活性酸素による細胞の破壊が病気発生の90%近くに関係していることが1明らかになり、その活性酸素を除去する作用のある植物化学物質(ファイトケミカル)も栄養素として注目され、これも含めて「六大栄養素」と呼ぶこともあります。

こうした微量栄養素の重要性に注目した博士は、私たちの体の細胞が正常に機能するには、50種類ほど(18種類のビタミン、20種類のミネラル、8種類のアミノ酸など)の微量栄養素が必須であると考えました。それらがバランスよく体内で協力し合うことによってこそ、私たちの体の生命活動はうまく維持されるようになっていると考えたのです。博士は、そうした様子を「生命の鎖」という言葉で表現しましたが、それは、体に必須の栄養素が互いに鎖のようにつながり、互いに協調し合って働いてこそ生命を正常に椎持できると考えたからセす。

ビタミン類やミネラル類だけでなくアミノ酸や酵素、多糖類その他を含めて75種類以上もの有効成分を含んでいるアロエベラが、現代人の健康管理にきわめて有効な自然食品として注目されている理由の1つも、ここにあります。

現代は、食べ物から微量栄養素が激減している

豊富な栄養成分をもつアロエベラに期待が集まる

ビタミンやミネラルなど微量栄養素は本来、私たちが口にする食品から天然物として摂るのがいちばん自然なのですが、困ったことに、多くの食品からそうした栄養素はどんどん少なくなってきています。

それは、農業が化学肥料に依存しすぎてきたために、農地そのものからミネラルなどの栄養分が激減し、そこで生育する作物の栄養成分も昔の数分の一以下といわれるほどに減ってしまったからです。

植物はミネラルを体内でつくることができませんから、土壌中から取り込んでいます。ところが、窒素やリン、カリウムといった化学肥料に偏りすぎたことで、土壌からは植物が必要とする多様なミネラルが激減してしまったのです。

それだけでなく、化学肥料を使用した土壌では、植物がその中の栄養素を吸収するのを助けてくれる微生物が生育しにくいため、それでなくても減少しているミネラルの吸収が、さらにむずかしくなつているのです。

このような農地で育った作物だけではもはや、私たちの体が必要とするミネラルを補給するのは、むずかしくなっているのです。

わずか50年の間に鉄分含有量が、ホウレン草では6分の1以下に、人参では10分の1近くにまで減少していることがわかります。

さらに困ったことには、現代人はストレスや食生活の乱れから、体内のミネラルが排泄されやすくなっているといいます。

要するに、食品から微量栄養素を摂取できる量は大きく減少しているのに、体外に排出される量は増えているわけです。そのため、私たちの体の微量栄養素はますます欠乏し、それが生活習慣病や慢性疾患を促す要因にもなっています。

日本人の体質は、ここわずか40数年で大きく変わってしまったといわれます。それは、食生活において三大栄養素のなかでも脂肪の摂取量が多くなったこと、ビタミンやミネラルなど微量栄養素の摂取量が減ってきたことに大きな原因の1つがあると思われます。

たとえば、長寿県として知られてきた沖縄をみますと、明らかに30歳以下の世代には病人の割合が多くなりつつあります。その原因として、いちばんはっきりしているのは、沖縄の若い人たちの食事が伝統食から離れてきているということです。もちろん、これは日本人全体に当てはまることです。

戟後の日本はアメリカ型の食生活の影響をかなり受けてきましたが、皮肉なことにそのアメリカで理想的な食事と考えられているのが、日本の伝統的な食事です。アメリカ人の食事に不足している栄養成分を補うには、野菜や大豆製品を多用する日本の伝統的な食品がお手本になるというのです。

今こそ、私たち日本人も日ごろの食生活を見直す時に至っています。もう1度日本の伝統的な食生活を評価し直すとともに、成分が著しく低下している野菜や穀物などの作物が栄養豊かに育つ土壌を取り戻す努力が求められていると思います。ただ、すぐにそれを実現するのはむずかしい面もあるので、アロエベラのように栄養成分の豊富な食品を利用して、栄養バランスを維持することが必要です。

現代人の微量栄養素が減少している原因

  1. 化学肥料に依存しすぎた農業
  2. 植物がミネラルを吸収しにくい
  3. ストレスや食生活の乱れ
  4. 体内のミネラルが排泄されやい
  5. ミネラルがますます欠乏
  6. 生活習慣病へ
  7. ビタミン、ミネラルなど微量栄養素の摂取が減少

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