神殿の谷を形成する古代都市

− 2008.04.24(木) −

 アグリジェントには、20近くの神殿遺跡群(古代都市)がアーモンドの木や果樹の広がる丘に“神殿の谷”と呼ばれて残っている。(世界文化遺産)
果樹園の丘に遺跡が・・・・ 英国人の考古学者の住まいとか・・・・
 アグリジェントは、紀元前6世紀からギリシャ植民地という位置づけであるが古代地中海世界の重要都市のひとつだったという。
神殿の谷より“神殿の道”を見下ろす 神殿の道を1km位歩く
 それを物語るように威厳あるドーリア式神殿がいくつも街に建てられアグリジェントの覇権を誇示していた。その一部が“神殿の谷”として残っている。
アグリジェントの古代都市“神殿の谷”(世界遺産)
6世紀には教会だったというコンコルディア神殿
 保存状態のよいコンコルディア神殿をはじめとする古代ギリシャ神殿群の他、この一帯からはヘレニズム、ローマ時代の都市遺跡や前キリスト教時代の埋葬跡等も出土されている。
壊して港づくりに使ったとか テラモーネ(全長7.75mの巨大な人像柱)
 一方、港湾工事の土木資材用にと遺跡を取り壊されたものも数多くあったようです。その時代その時代の価値観によるとはいえ複雑な気持ちになります。
 シチリア島における最後の観光は、モンレアーノのモザンチン様式のモザイクが美しいドゥオーモ(サンタ・マリア・ラ・ヌオーヴァ大聖堂)です。
モンレアーレのカテドラル(ドゥオーモ);サンタ・マリア・ラ・ヌオーヴァ大聖堂
 この聖堂はロマネスクとビザンチンの合体したもの。木造天井の彩色模様や随所に現れるアラベスク、大理石による腰壁の羽目板、そして後陣外観の交差アーチを重ねた装飾などイスラム建築の影響が濃厚であることがわかる。
 大空間の隅から隅まで金地のモザイクで覆われ、主身廊には旧約聖書から、側廊には新約聖書からの諸場面が描かれ、アプスには聖母子や全能者キリストがアップで描かれ壮観である。
 歴史の変遷が入り混じるヨーロッパ、一つの場所でも重要な都市だと文化も多様であり繁栄の度合いによっては独特の個性が創り出される。
ドゥオーモに続く回廊(キオストロ) 旧約聖書の話やイエスの奇跡を描いたモザイク
 17時、今夜の夕食はアサリのボンゴレ。夕食を済ませたら、もうひと仕事あるのです。長靴の爪先(パルレモ)から脛(ナポリ)までの船旅です。
モザンチン様式のモザイク これからラファエル号でナポリへ(船中泊)
 20時25分、ティレニア号(471人乗、23ノット、180m、約3万トン)にエンジンがかかりました。ナポリに着くのは夜明けです。
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