ナポリ歴史地区とポンペイの古代遺跡

− 2008.04.25(金) −

 快いエンジン音で目が覚めた。船室のカーテンを開けると北の空に明るい星が一つ見えた。午前はナポリ歴史地区とカプリの青の洞窟見学です。
ナポリの夜明け ナポリ湾の突端に築かれた要塞“卵城”
 1030年にノルマン人が南イタリア全域を支配、その時迎え打つために築かれた要塞が“卵城”で、ナポリ歴史地区として世界文化遺産に登録されている。
カプリ島の“青の洞窟”
 カプリ島は碧い海であるナポリ湾に浮かぶ小さな美しい島です。底に溜まっている白い砂に差し込む光が反射し青く輝いて見える“青の洞窟”があります。
 午後の見所“ポンペイの古代遺跡”は1世紀までナポリ近郊にあった都市国家で、79年にヴェスヴィオ火山の大噴火による火砕流や火山灰で埋没した。
 18世紀になって発掘が行われると、8〜9mもの火山灰土の下から神殿・劇場・浴場・商店・住居等の古代都市が当時の姿のまま出現されたというわけです。
 ポンペイの主な古代遺跡は、広場を囲んで立つアボロン神殿やウェヌス神殿、剣闘士を戦わせた円形劇場、大小の劇場等の公共施設です。
 アレクサンドロス大王を描いた床モザイク画や壁画・彫刻等の出土品等はナポリの国立考古美術館に移管されているようです。
 この古代都市が、ずさんな管理などで風化が進み崩壊の危機を迎えているとしてイタリア政府は非常事態宣言を出し本格的な修復に乗り出したようです。
 円形劇場(音楽堂)の跡で合唱を始めた若者のグループがいた。迷路のように道があるので迷わないよう注意が必要です。
円形劇場の観覧席(ポンペイの古代遺跡) 円形劇場の入口(ポンペイの古代遺跡)
ポンペイの古代遺跡
ポンペイの古代遺跡
 こんなに晴れた日は珍しいようです。遺跡には売店がないので飲料水持参でないと熱中症になってしまいそうでした。
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