北イタリアの世界遺産を見終えて

− 2008.04.20(日) −

 ここまでの万歩計は約2万歩を刻んだが疲れもなく天気も気分も上々だ。今日の2つを加え北イタリアにある10の世界遺産を見ることになる。ヨーロッパの歴史を刻んだローマ帝国だけあっていずれも重厚なものばかりである。
なだらかな丘と畑 イタリアの田園風景 サンジミニャーノの特徴 瓦屋根とトスカーナ平野
 今日一つ目の世界遺産は、なだらかな丘が続くトスカーナ平野の中にある“塔の街サンジミニャーノ”。13〜14世紀に富と権力の象徴として競って四角い茶色の石造りの塔を立てたという。なるほど、規模でなく時代を伝える文化遺産だ。
サンジミニャーノの塔の街(世界遺産)
 朝一番の観光なのか石積みの街は静まり返っていた。観光を終える頃には、サッカーの試合があるようで賑やかになってきた。昼食は肉料理にトスカーナワイン、当地では食材を活かし料理に砂糖を使わない代わりに甘いものを一緒に食べる。
 今日二つ目の世界遺産があるシエナに向かう。黄土色の土地が見えてきた。シエナ色は特徴ある美しい黄土色の土地のシエナに由来する。ここは、テトラ(土)コッタ(焼)の産地でもある。
 シエナの石造りの街並みは中世そのまま、フィレンツェに対抗し独自の文化を築き上げたようだ。その中核となるカンポ広場は世界で最も美しいと賞されている。
フィレンツェに対抗し独自の文化を持つシエナ 中世そのまま石造りの街並み(世界遺産)
 何処の世界文化遺産も外敵を防ぐ機能を持たせたことからなのか狭い小路だ。数えたことは無いが、バーバは幾つの世界遺産を見たのだろうか。そのうちに“世界遺産浪漫紀行”という形で特集をまとめてみたい。
中世そのまま石造りの街並み(世界遺産) 大き過ぎて屋根の先端しかカメラに収まらず
 絵葉書を買ってみた。絵葉書が売れるのは、絵葉書になる風景は誰もが撮れない場所から撮影しているからであろう。それにしても世界遺産巡りなら、中を見るだけでなくビュースポットにも案内して欲しいものだ。
世界で最も美しいと賞されるカンポ広場 アーモンドがぎっしりワインで煮込んだ銘菓
 何処も石畳の上を歩くのでショックがもろに足腰にかかる。バーバは旅なれているので出発前には少なくとも1日50分の Walking をして体力づくりをしている。そうもしなければ70歳を超え10日以上の旅を乗り切れない。
 アーモンドがぎっしり、日持ちのするワインで煮込んだスパイス入りの銘菓を土産に買う。旅は半分以上残っているので持って歩かなくてはいけない。
 シエナ観光では回り道をするはめになり汗だくで随分歩き回った。カンポ広場の石段で友人との間でジージとバーバも一休み。あぁ〜疲れた。
カンポ広場のプブリコ寺院前にて ジージとバーバも並んで記念撮影(カンポ広場)
 15時40分にシエナを離れる。一気に南イタリアまでバス移動。ホテル到着は19時。
今日はジージの誕生日です
 今日はジージの誕生日です。最初に投函したハガキは、未だ配達されていないだろう。
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