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腸をアンチエイジングすることでもっと若く、さらに免疫力を高めることができます。

腸の老化

腸の老化

普段はあまり意識しませんが腸の老化とはどういったことでしょうか?。

見た目にもわかる

見た目にもわかる

腸の老化がすすむと見た目にもはっきり分かるようになります。いわゆる老け顔化が進行します。

40歳が分岐点

40歳が分岐点

40歳から腸のダメージ、老化がはっきりと現れるようになります。

腸の感情

腸の感情

腸にも感情があるというのはどういうことでしょうか?

不定愁訴・アレルギー

不定愁訴・アレルギー

腸の機能が低下するとアレルギーや不定愁訴が目立って現れるようになります。

アンチエイジングの鍵は腸が握っている!

腸は、栄養素を消化・吸収し、便を作って排泄するという基本的な働きにとどまらず、人体にとって重要な様々な働きを担っていることが、最近どんどん明らかになってきました。最近注目されているのは、腸の免疫機能です。みなさん意外に思われるかもしれませんが、小腸と大腸の粘膜には、全身の約60% もの「リンパ球」が集つていて、身体の中で最大の免疫系と呼ばれています。これは「腸管免疫」と呼ばれています。

腸管免疫の説明の前に、みなさん「免疫力をつければインアルエンザにかかりにくい」とか「免疫力が高いと風邪を引きにくい」「がんは免疫力が高いとかかりにくい」ということを、耳にしたことがあると思いますが、ここでいう「免疫」とは一体なんなのでしょうか?

私たちの身体には、病気にならないように自分の身体を守る機能が備わっています。これが「免疫」と呼ばれています。その働きに関わる器官を「免疫系」と呼び、免疫のレベルを示すのに「免疫力」という表現を使っています。

異によって発生したがガン細胞を攻撃して無力化させて、病気の発症や身体の不調を防ぐ役割があります。こうした免疫の中心を担うのがT細胞、B細胞、ナチュラルキラー(NK)細胞などからなる「リンパ球」なのです。

このリンパ球の60%が腸管に存在している。つまり腸は人体最大の免疫器官なのです。それゆえに腸という存在が重要であること、さらにいえば、長生きのためだけでなく、いつまでも若く元気でいられるためには、腸の状態を健康に整えておくことが、とても大切だというのがわかってもらえるのではないでしょうか。

なぜ60%もの免疫機能を担うリンパ球が腸に集中しているのでしょうか? それは、腸が外の世界と繋がっている器官だからなのです。腸とつながっている口からは、食べ物や飲み物に加えて、微生物などの異物や細菌、ウイルスなどの病原微生物も入り込みます。そのため、腸の免疫機能、つまり「腸管免疫」が高くないと、体外から侵入するものに立ち向かうことができず、病気や身体の不調に悩まされることになってしまうからです。

そして小腸と大腸では、その免疫の役割も異なり、両方の免疫がきちんと機能することにょって、腸の健康、そして身体の健康が保証されているといってよいのです。

腸の免疫力は意識することによって、上げることができ、腸寿も実現が可能。ひいてはアンチエイジングにも関係してくるのです。

腸の免疫力アップイコール腸のアンチエイジング

腸が持つ免疫力は腸管免疫が注目されるようになったのは、免疫と腸内細菌との関係が明らかになったからだと考えられています。腸管の内側のひだの中には、100兆個もの腸内細菌が存在し、その種類は400種にものぼるといわれています。

しかしなぜ腸内細菌の存在が免疫力アップに関係しているのでしょう。それは、大腸と小腸に存在する腸内細菌が異なることにヒントがあります。

腸内細菌をおおまかに分けると、善玉菌(乳酸菌・ビフィズス菌など)悪玉菌(ウェルシュ菌など)、日和見菌(状況に応じて善玉菌になったり悪玉菌になったりするもの) となります。各菌は、善玉菌20% 、悪玉菌10% 、日和見菌70% が、腸内環境のベストバランスです。

これらの腸内細菌は主に大腸内に存在しています。そこでまず大腸の腸内細菌を考えた場合、まず日常的に便秘、下痢をしている方は何かしら原因で、腸内環境が悪化し、腸管の免疫力が低下していると考えられます。便秘や下痢などは、そのシグナルととらえて、長期間の不調を放っておくことがないようにしてください。

また腸管免疫にはがん化した細胞を殺す作用もあります。腸内環境の悪化、腸管免疫の低下は大腸がんのリスクファクターのひとつと考えてもよいと思います。しかし免疫というのは、微妙かつ絶妙なものです。潰瘍性大腸炎やクローン病では、腸管免疫が異常に活発になるケースがあるのです。この病気は免疫が強すぎて、自分の腸をリンパ球が攻撃してしまうことから起こります。

大腸の善玉菌である乳酸菌・ビフィズス菌などの名称は、飲料やヨーグルトなどのCMなどで耳にしたことがある方も多いと思います。しかし腸内環境と免疫が関係していることを頭に入れて聞くと、さらに腸に関する理解が深まるのではないでしょうか。

大腸の腸内環境を整えるには、食事に注意することが最善策と考えられます。身体の中の菌を自分でコントロールすることはできませんが、自分の意思で口から入れるものを調整することはできます。そこで食生活が重要になってくるわけなのです。

大腸の腸内細菌が、免疫力アップに重要な役割を持つ一方で、小腸の腸内細菌は少なめです。小腸は無菌ではありませんが、ビフィズス菌、ユーバクテリア、ストレプトコッカスなどが少数存在している程度です。

では小腸は、免疫機能に関係がないのでしょうか? 答えはノーです。 実は小腸こそが、腸管免疫の中枢なのです。

腸管の粘膜には、腸特有のリンパ組織があります。これは免疫機能を担うリンパ球が集まる部位です。腸には、全身の約60 % のリンパ球が集まっていますが、そのリンパ球が集中している部位は「腸管関連リンパ組織(GALT」と呼ばれ、容積は腸の約25%を占めています。この腸管関連リンパ組織が、腸管免疫系を担っているメインの部位です。

腸管関連リンパ組織は、パイエル板と呼ばれる組織(小腸のみに存在)、腸管上皮細胞とそこに存在する上皮細胞間リンパ球(小腸・大腸)、粘膜固有層とそこに存在する粘膜固有リンパ球(小腸・大腸)の3つの部位で構成きれています。ここに全身のリンパ球の60%が集まっているのです。この中で中枢として働くのが、パイエル板です。

パイエル板の入り口には、M細胞という組織があります。口から侵入した異物や病原菌が食道と胃を経て小腸に達すると、このM細胞が最初に動き出すのです。このM細胞は、病原菌などをパイエル板の中に取り込むように働いて、それを感知したパイエル板の中にある免疫細胞群(抗原提示細胞、T細胞、B細胞)が、病原菌を攻撃するための抗体である1gA(免疫グロブリンAという物質を作ります。

腸の免疫機能がきちんと働いていると、この段階でIgAが病原菌を退治して無害化するため精気を予防することができるのです。小腸で作られるIgAは、全身の免疫抗体の約60% を占めるといわれています。このような免疫反応は、大腸内にいる腸内細菌に対しては起こりません。

つまり大腸と小腸は、どちらも免疫を司ってはいますが、その働きが異なっているということです。よって腸管免疫を高めるためには、大腸と小腸の免疫反応の違いを知り、それに応じたケアが必要になってきます。

小腸のリンパ球の働きを活性化させる成分は、グルタミンです。このグルタミンを食生活に取り入れることで、腸管免疫をアップすることが可能なのです。