耳を澄ましてガンの危険信号を察知する

がんは現在、日本人の死亡原因の第1位を占めており、全体の約3分の1、つまり3人に1人はがんで死亡していることになります。そのなかでも近年、増える傾向にあるのが、肺がん、大腸がん、前立腺がん、乳がんです。
食物を中心とした生活環境の欧米化や年齢構造の変化などが原因と考えられています。

一方、胃がんや子宮がんの減少は、集団検診、健康診断が地域や職場に浸透してきた証拠とみられています。実際これらの検診では、がんがほかに転移しない初期の段階で見つかる例が70.8%、子宮がんでは、94.8%とほとんどが初期の段階で発見されています。
医学の進歩により、早期発見・早期治療を行えば、完治するがんもかなり多いことがわかっています。
しかし、まだまだ早期発見そのものがむずかしいがんも多くあります。自覚症状が、はっきりあらわれるがんもありますが、多くの場合は、ある程度 以上に病気が進まないとあらわれてきません。したがって、年に1~2回は健康診断を受け、がん予防に備えることが大切です。がんの多発年齢は、男性が40歳以上、女性では35歳以上といわれています。これらの年齢に達した場合は、とくに気をつけたいものです。


厚生労働省のホームページにも「がんは、我が国において昭和56年より日本人の死因の第1位で、現在では、年間30万人以上の国民が、がんで亡くなっています。また、生涯のうちにがんにかかる可能性は、男性の2人に1人、女性の3人に1人と推測されています。 厚生労働省としては、国、地方公共団体、また、がん患者を含めた国民、医療従事者及びマスメディア等が一体となってがん対策に取り組むことにより、「がん患者を含めた国民が、がんを知り、がんと向き合い、がんに負けることのない社会」の実現を目指すことを最大の目標として、様々ながん対策を講じているところです。」 という記載がありますが、国をあげて国民全体でガンの早期発見、早期治療、そしてガンにかかってしまった人に適切な治療ができるよう取り組まなければならない時期がきているのです。

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