人前で見せてもいい涙いけない涙

人前で泣くというのは、子供のストレス泣きと同じ

「泣く」というのは、非常に強い影響力を持った行為

時と場所と相手を選んで泣くことが大切

どんなにストレス解消には泣いた方がいいといっても、人前で泣くのは、時と場所と相手を選ばなければ迷惑行為になってしまいます。

人前で泣くというのは、子供のストレス泣きと同じで、他人に自分のストレスを押しっける行為だからです。人々はそれを無意識に感じ取っているので、目の前で泣かれると嫌な印象を受けるのです。

たとえばオフィスなどで、上司に厳しく叱られて女子社貞が泣いてしまうというのは、よくあることですが、明らかに部下の方が悪くても、泣かれてしまうと上司はいきなり悪役になってしまいます。

これは、周囲の人が上司の怒りより、部下の涙に共感してしまうからです。このように、「泣く」というのは、非常に強い影響力を持った行為です。

周りの人は泣かれると、なかなかそれを無視することはできません。それだけに時と場所と相手を選んで泣くことは、大人としての最低限のマナーとして気をつけてほしいと思います。

大人が人前で流していい涙の代表は、スポーツの大会などで見られるアスリートの涙です。これは、人前で泣くという行為自体は同じですが、嫌がられるどころか、多くの人に感動をもって受け入れられます。

アスリートなどの涙が許されるのは、それがストレスの最中ではなく「完結時」に流される涙だからです。選手は試合が終わり、長いストレス状態から解放され、喜び、または悲しみの涙を流すのですが、その解放感は、見ている人たちにも伝わります。もらい泣きをする人は、この「ストレスからの解放」をともに味わっているのです。

つまり、上司に叱られて泣く姿を見て嫌な印象を受けるのは、その人の「ストレス」をそのまま押しっけられるからで、アスリートの涙が受け入れられるのは、彼らの涙から受け取るものが「ストレスからの解放」だからです。

大人たるもの、自分のストレスを人に押しっけてはいけません。ですから、泣いてはいけないときに、どうしても泣きたくなったら、人気のない場所に移動して、ひとりで泣くようにしましょう。声を出しても大丈夫な場所で、思いっきり号泣すれば、かなりスッキリします。

仕事も泣きたいのをがまんしてストレス状態のまま行うより、泣いてスッキリしてから気持ちを切り換えて仕事に臨んだ方がずっと効率はよくなります。

がまんすること自体、人にとっては大きなストレスです。泣きたいのをがまんし続けるのは、心にも身体にもよくありません。人に迷惑さえかからなければいいのですから、泣きたいときはがまんしないで泣いてしまいましょう。

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