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新型コロナウイルスの感染が、都市部で急速に拡大している事態を受け、安倍晋三首相は7日、法律に基づく「緊急事態宣言」を発令した。
対象地域は、東京・埼玉・千葉・神奈川・大阪・兵庫・福岡の7都府県。
各都府県知事は住民に対して、不要不急の外出を自粛するよう要請。学校の休校や施設の使用を制限し、イベントの開催自粛を要請した。「要請」に従わない施設などに対して、施設名をホームページなどに「公表」する。
外出の自粛要請に強制力はなく、罰則もない。買い物や通勤は、これまで通り制限されることはない。宣言の効力は、5月6日まで。
安倍首相は、「専門家の試算では、私たち全員が努力を重ね、人と人との接触機会を最低7割、極力8割削減することができれば、2週間後には感染者の増加をピークアウトさせ、減少に転じさせることが出来る。効果を見極める期間も含め、大型連休が終わる来月6日までの1ヵ月間に限定して、国民の皆さんには、外出自粛をお願いする」と呼び掛けた。
「緊急事態宣言」が出された7つの都府県だけでなく、国内すべての地域で密閉・密集・密接のいわゆる『3つの密』の環境を避けるほか、他人との接触回数や外出を極力控えるなど、1人1人が危機感を持って対応していかなければ、新型コロナウィルスの感染拡大に歯止めをかけることは出来ない。
お笑い界のレジェンド・志村けん(本名・康徳=やすのり)さんが29日午後11時過ぎ、新型コロナウイルスによる肺炎のため、他界したことが明らかになった。70歳だった。
17日から倦怠感の症状があり、19日には発熱・呼吸困難の症状が出現。20日に都内の病院に搬送され、重度の肺炎との診断を受けて入院した。23日に新型コロナの検査で陽性が判明していた。
志村さんは東京都東村山市の出身。昭和の伝説的コミックバンド「ザ・ドリフターズ」のメンバーとして活躍した。
TBS系のバラエティー番組「8時だョ!全員集合」では、「東村山音頭」や加藤茶(77)との「ヒゲダンス」などで人気を集めた。
「全員集合」終了後も、コント・バラエティーを中心に活動し、日本を代表するコメディアンに。フジテレビ系「志村けんのバカ殿様」、同局「志村けんのだいじょうぶだぁ」などの番組で、独自のコントスタイルを確立した。
現在も日本テレビ系「天才!志村どうぶつ園」、フジテレビ系「志村でナイト」の週2本のレギュラー番組に出演。30日スタートのNHK連続テレビ小説「エール」にも初出演が決まっていたほか、20年12月公開予定の「キネマの神様」(山田洋次監督)で、映画初主演を飾ることも発表されていた。
国際オリンピック委員会(IOC)は24日、今夏に開催する予定だった東京オリンピック・パラリンピックを、1年程度延期することを決定したと発表した。
新型コロナウイルスの感染拡大によって、世界中のアスリートたちの大会準備に、大きな影響を与えていることを懸念。「2020年以降、遅くとも2021年夏まで延期しなければならない」との結論に達したとしている。
聖火は日本に留まり、「東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会」という名称は維持される。
近代オリンピックが延期になった例は過去にない。中止になったことは夏冬合わせて5回あり、いずれも戦争が理由だった。5回中、2回は日本で開催される予定だった。
JR山手線の新駅「高輪ゲートウェイ」が14日未明、品川ー田町駅間に開業した。
山手線の新駅は、1971年4月の「西日暮里」以来49年ぶり。
新型コロナウイルスの影響で記念式典などは中止。駅前で予定されていた関連イベントも延期になり、静かなスタートとなった。
「高輪ゲートウェイ駅」は、JR東日本が進める品川駅北側エリアの都市開発計画「グローバルゲートウェイ品川」の中核施設として設置された。
品川駅から約0.9キロ、田町駅から約1.3キロの地点に位置し、北西約200メートルには都営浅草線・京浜急行線の泉岳寺駅がある。
今回は、東京五輪・パラリンピックを控えた暫定開業とし、高層ビルが立ち並ぶ「グローバルゲートウェイ品川」のまちびらきに合わせて、2024年度に正式開業の予定。
世界各地で猛威を振るう新型コロナウイルス感染症(COVID−19)について、世界保健機関(WHO)のテドロス事務局長は11日、「パンデミック(世界的な大流行)とみなせる」と表明した。
WHOが「パンデミック」という表現を使うのは、2009年の新型インフルエンザ以来11年ぶり。
今年1月末には新型コロナウイルス感染症について、「国際的に懸念される公衆衛生上の緊急事態」を宣言したが、その後も感染は拡大。WHOによると、12日時点で感染は118カ国・地域に拡大し、患者数12万5,000人以上、死者4,600人以上に達している。
東京五輪マラソン男子代表の残り1枠を争う東京マラソンが1日行われ、大迫傑(おおさこすぐる28=ナイキ)が、日本勢トップの4位でゴール。自身の日本記録を更新する2時間5分29秒をマークし、五輪代表に大きく前進した。
今年のレースは、新型コロナウイルスの感染拡大の影響で、一般ランナーは参加せず、「エリートランナー」枠の選手のみで実施された。
大迫は日本記録更新で、2度目の報奨金1億円をゲットした。
福岡・大分両市で17日、初雪が観測された。気象庁によると、福岡の初雪は平年より64日遅く、これまで最も遅かった記録(2月6日)を111年ぶりに更新。大分でも48年ぶりに記録を更新した。
世界保健機関(WHO)は30日夜(日本時間31日未明)、中国で発生した新型コロナウイルスによる肺炎について「国際的に懸念される公衆衛生の緊急事態」と宣言した。
緊急事態宣言は、アフリカ中部で広がったエボラ出血熱に対して2019年7月に出して以来、今回が6件目。
WHOは22〜23日にも緊急委を招集したが、この時は世界的な感染拡大が生じておらず、「時期尚早」として宣言を見送った。
しかし、中国で感染者数に歯止めがかからず、中国以外にも感染が広がり始めた事態を重視。感染拡大防止には国際的な協力態勢が必要として、緊急事態宣言に踏み切った。
中国の湖北省武漢市では、19年12月から原因不明の肺炎の発症が相次ぎ、9日に新型コロナウイルスが検出されたことが分かった。以降、中国を中心に感染者が短期間で急増し、日本や米国、タイなど国外にも広がった。
WHOによると、30日時点の感染者数は7,818人、死者は約170人に達した。
大相撲初場所の千秋楽が26日、東京・国技館であり、西前頭17枚目の徳勝龍(33)=本名・青木誠・奈良県出身・木瀬部屋=が、14勝1敗で初優勝を果たした。
幕内で番付が一番下の「幕尻」が優勝するのは、2000年春場所の貴闘力(当時・東前頭14枚目、最高位関脇)以来2人目。
奈良県出身力士としては、1922年(大正11年)春場所の鶴ケ浜(当時・東前頭4枚目、最高位小結)以来、98年ぶりの賜杯となった。
また、33歳5カ月での優勝は、年6場所となった1958年以降で3番目の年長記録。
徳勝龍は、高知・明徳義塾高から近大を経て、2009年初場所で初土俵を踏んだ。新入幕は13年名古屋場所で、15年夏場所の西前頭4枚目が自己最高位だった。
十両転落を繰り返し、今場所は4場所ぶりの幕内に復帰していた。十両から戻った場所で優勝した力士は過去にいない。
1998年、長野冬季五輪の競技会場にもなった「飯綱高原スキー場」が、今シーズンを最後に、55年の歴史に幕を閉じることになった。
同スキー場は、ピーク時の1984年度には23万人余りが訪れたが、スキー離れに加え、近年の雪不足の影響で滑走期間が短くなったことなどから利用者が落ち込み、2015年度は過去最少の1万8,000人余り。昨年度も2万9,000人余りにとどまった。
長野市が来シーズンからの民営化を目指し、譲渡先を探していたが、期限内に公募に応じた事業者がなかったことから、事実上の廃止が決まった。
長野オリンピックでは、フリースタイルスキー・モーグルの競技会場となり、里谷多英選手の金メダルに沸いた。同スキー場の廃止を惜しむ声は大きい。
長野市は、今シーズン終了後、リフトなどの施設を撤去。ゲレンデなどに植樹を行い、元の姿に戻して国へ返還する。
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