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沖縄県那覇市では、17日午後1時28分に最高気温27.5度を観測した。
那覇で12月中旬の気温が27度を超えるのは、1918年12月22日の27.6度以来、101年ぶり。
気象台によると、今年の冬は冬型の気圧配置が弱く、大陸方面からあまり寒気が入らないことが、高温になった要因という。
戦後歴代5位の首相在任記録を持つ、中曽根康弘元首相が29日朝、老衰のため亡くなった。101歳だった。
中曽根氏は、群馬県高崎市の出身で、1947年に衆議院議員として初当選。運輸相や防衛庁長官などを歴任した。
1982年、行政改革を中心とする「戦後政治の総決算」を掲げて、首相に就任した中曽根氏は、電電公社・専売公社・国鉄の「三公社」の民営化を推進。在任中にNTTとJT(日本たばこ産業)を発足させ、国鉄分割民営化法を成立させた。
2003年に議員を引退したあとも、憲法改正に向けた活動を続け、高松宮殿下記念世界文化賞の国際顧問を長く務めてきた。
昭和に首相を務めた存命の政治家は中曽根氏が最後で、時代の証人がまた1人、この世を去った。
東京オリンピックの猛暑対策として、マラソンと競歩の会場を札幌に移す案について1日、国際オリンピック委員会(IOC)と国、都、大会組織委員会の4者のトップ会談が開かれ、札幌開催が正式に決まった。
小池都知事は、「開催地の決定権限はIOCにあり、決定は妨げない。都として札幌開催には同意できないが、あえて申し上げるならば、合意なき決定だ」と述べた。
マラソン・競歩の開催地をめぐっては、10月16日、ドーハで行われた陸上の世界選手権で、暑さのため棄権する選手が相次いだことを受け、IOCがマラソン・競歩の会場を、東京から札幌に移す計画を急遽発表。30日から始まったIOCの調整委員会では、ジョン・コーツ調整委員長が札幌開催について、強硬な態度を示していた。
オリンピック開催を9ヵ月後に控え、突然の会場変更に、現場の混乱は避けられそうにない。
31日午前2時40分ごろ、那覇市の世界遺産・首里城正面の中央部分にある「正殿」から出火。建物と門の計7棟を焼き、約11時間後に鎮火した。けが人はいなかった。
焼失したのは木造の正殿と、いずれもコンクリート造の北殿、南殿、奉神門、鎖之間(さすのま)、黄金御殿(くがにうどぅん)、二階御殿(にーけーうどぅん)。正殿はほぼ全焼して焼け落ちた。
出火当時、正殿北側に設置されたセンサーが異常を感知したため警備員がかけつけたところ、入り口は施錠されており、その後鍵を開けて入った際には、すでに室内が煙で充満していたという。城内の建物にスプリンクラーは設置されていなかった。
正殿前の広場では、火が出る1時間ほど前まで、業者がイベントの会場設営を行っていたことから、警察と消防は詳しい出火の原因を調べている。
天皇陛下が即位を国内外に宣言する『即位礼正殿の儀』が22日、皇居・宮殿「松の間」で古式ゆかしく執り行われた。
儀式には秋篠宮ご夫妻をはじめ、11人の皇族方が参列されたほか、海外の国王や元首、各界の代表などおよそ2,000人が参列した。
今年に限り、この日は「国民の祝日」となった。
大型で強い勢力の台風19号(アジア名:ハギビス)は、12日19時前に伊豆半島に上陸した後、関東地方を通過し、13日未明に東北地方の東海上に抜けた。
この台風により、18日午後8時現在、福島県で29人、宮城県で16人、神奈川県で14人など、79人が亡くなり、11人が行方不明となっている。
堤防の決壊は、71河川128ヵ所。4万2,000棟を超える住宅が浸水し、2,400棟余りの住宅が全半壊や一部損壊するなどの甚大な被害を受けた。
また、長野県長野市では千曲川の堤防決壊により、北陸新幹線の車両基地に大量の水が流入。全車両の3分の1にあたる、10編成120両が水没して運行出来なくなった。
未だに大勢の人が避難生活を強いられ、停電や断水が続いている地域もある。被害の全容は明らかになっていない。
本州の半分以上を覆うほど巨大化した台風19号が、大量の湿った空気を運び込み、東北や東日本の山沿いを中心に、記録的な大雨を降らせたことが、被害の拡大に繋がったものとみられる。
スウェーデンの王立科学アカデミーは9日、リチウムイオン電池の開発に寄与した、吉野彰氏(71)ら日米の科学者3氏に、ノーベル化学賞を授与すると発表した。
吉野氏は、大手化学メーカー「旭化成」の名誉フェローで、名城大学教授。今年6月に欧州特許庁主催の「欧州発明家賞」(非欧州部門)を受賞。同特許庁から「リチウムイオン電池の父」と呼ばれるなど、世界的にも知られる存在で、近年は毎年ノーベル賞候補に挙げられてきた。
受賞決定後の会見で吉野氏は「いろいろな分野で若い人たちが研究している。大きな励みになると思う」と笑顔を見せた。
王立科学アカデミーは、吉野氏らが開発したリチウムイオン電池について「1991年の実用化以来、私たちの生活に革命をもたらし、人類に偉大な貢献をした」と称えている。
「カネやん」の愛称で、お茶の間にも広く親しまれた、昭和の大投手「金田正一」さんが6日、急性胆管炎による敗血症のため、都内の病院で亡くなった。86歳だった。
プロ野球の国鉄(現ヤクルト)や巨人で活躍した金田さんは、日本でただ一人の400勝投手。
沢村賞を3度受賞し、57年の中日戦で完全試合を達成。58年の開幕戦では、立大から巨人に入団した黄金ルーキー「長嶋茂雄」のデビュー戦で、4打席連続三振の洗礼を浴びせた。
88年には野球殿堂入りを果たしている。背番号34は巨人の永久欠番。
現役引退後は、パ・リーグのロッテ監督に就任。74年には、チームを24年ぶりの日本一に導くなど、手腕を発揮した。
金田さんは、記録とともに数々の“伝説”を残した。
ロッテ監督時代は、度々乱闘騒ぎを起こし、選手や審判を殴ったり蹴飛ばしたりした。バットを持ってファンを威嚇したこともあった。
また、自ら三塁のコーチスボックスに立ち、足を高く上げて体をひねる「カネやんダンス」を披露するなど、派手なパフォーマンスで、パ・リーグの観客動員に貢献した。
過激な言動や行動でバッシングされることも多かったが、野球に対する前向きな姿は、共感を呼んだ。
晩年は、メディアに露出する機会も減ったが、たまにTBS系テレビ『サンデーモーニング』のスポーツコーナーに出演しては、相変わらずの歯に衣着せぬ発言で、健在ぶりをアピールした。
記録にも記憶にも残る野球人だった。
陸上・世界選手権(ドーハ)で4日、男子20キロ競歩が行われ、世界ランク1位の山西利和(23=愛知製鋼)が優勝。同種目の東京五輪代表に内定した。
この種目での日本勢のメダル獲得は、五輪を含めても初。男子50キロ競歩を制した鈴木雄介(31=富士通)に続く、2人目の金メダリストとなった。
日本勢が世界陸上で複数金メダルに輝くのは、史上初の快挙。
消費税率が1日午前0時、8%から10%に引き上げられた。公共料金を含む幅広い商品・サービスが値上がりし、家計には新たな負担になる。
消費税率は、2014年4月に8%に引き上げられた後、2015年10月には10%に引き上げられる予定だったが、増税が経済や生活などに与える影響を懸念し、政府は2度に渡って増税を先送りしてきた。
今回の増税では、低所得者の負担を和らげるため、酒類を除く飲食料品などや定期購読の新聞を対象に、税率を8%に据え置く「軽減税率制度」が初めて導入された。
しかし、コンビニや外食チェーンなどでは、持ち帰りは軽減税率の8%が、店内飲食には10%がそれぞれ適用されるので、同じ商品でも税込み価格が異なるケースが出てくるなど、「制度」そのものが理解し難く、現場では混乱も懸念される。
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