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アロエベラ (Aloe vera) はアロエ属に属する多肉植物の一種です。アラビア半島南部、北アフリカ、カナリア諸島、カーボベルデが原産地だと考えられています。乾燥地帯でも育ち、アフリカ、インドやその他の地域に広く分布しています。ムコ多糖というと聞きなれない言葉ですが、ヒアルロン酸やコンドロイチン硫酸というとご存知の方も多いと思います。ムコ多糖とはそれらの総称です。
ムコ多糖はアミノ酸とウロン酸の組み合わせに よって種類が決まります。 分布をみても身体のいたるところ(細胞外マトリックス) にムコ多糖が存在し、様々な働きを
最近はアロエの原液が人気で、アロエの栄養成分を摂ることができます。
アロエベラの幅広い作用と健康効果
アロエベラの薬効については、現代も多くの研究が行われています。その中には相反するものもありますが、抽出物は怪我・火傷・皮膚感染・皮脂嚢胞・糖尿病・高脂血症等に効くという証拠も多くなっています。
ムコ多糖体
医学や薬学の分野でアロエベラの研究が盛んになり、幅広い効用のあることが解き明かされるきっかけになったのは、アメリカで、アロエベラが放射線皮膚炎にすぐれた薬効を発揮することがわかったことでした。
一1952年、西太平洋マーシャル諸島の北にあるビキニ環礁で行なわれた水素爆弾の実験で被爆し、放射線皮膚炎を起こした人たちの治療にアロエベラが用いられたのです。それを通して、アロエベラには皮膚の治療薬として素晴らしい効力のあることが明らかになりました。
また、1954年に、このビキニ環礁の近くを航海中の日本漁船第五福竜丸の船員たちが、水爆による死の灰を浴びてしまったときも、治療薬として、アメリカ政府から日本ヘアロエベラが空輸されました。
こうした事実に注目したアメリカ原子力委貞会は、カリフォルニア大学のロス・アラモス研究所のラッシュバーク博士らに、アロエベラの研究を依頼しました。ラッシュバーク博士らは、ベータ線で被爆させたウサギの患部にアロエベラを塗ると、放射線皮膚炎が驚くほど早く回復することを発見したのです。それがきっかけとなって、その後、アロエベラの研究が活発になり、現在も続けられています。
それを通して、アロエベラに特有の成分であるムコ多糖体には、抗炎作用や抗痛作用、傷ついた部分を修復する作用や細胞の増殖を促す作用などがあり、とりわけ皮膚疾患に著しい効果を発揮することが認められています。
アロエベラのムコ多糖体には、免疫機能を強化する働きや、抗ガン作用を高める働きのあることも明らかにされています。 免疫システムの中枢は、20歳を過ぎるころから、胸腺から腸と肝臓へ移っていくといわれています。
その腸の内壁の表面には、いわゆる絨毛と呼ばれる微細なひだが並んでいますが、その1個1個の絨毛にはリンパ管が通っています。そのリンパ管の中では、免疫システムを担っているマクロファージやT細胞やB細胞などの免疫細胞が活動していて、腸に入ってきた細菌やウィルス、微生物、有害物質などを異物として処理してくれています。
このような免疫細胞たちの働きを活発にする作用がムコ多糖体にあることがわかってきたのです。つまり、ムコ多糖体には免疫力を強化し、自然治癒力を高める働きがあるのです。
またムコ多糖体には、腸内の善玉菌(ビフィズス菌など)を元気づける一方、悪玉菌(ウェルシュ菌など) を抑える働きがあり、それによって腸内で発ガン物質がつくられるのを抑制することもわかってきています。 そのほかにも、ムコ多糖体は、胃酸過多症や食道炎、胃潰瘍や十二指腸潰瘍、関節炎や慢性関節リウマチ、変形性関節症、腫瘍、糖尿痛、そして慢性の湿疹やこキビなど、じつに幅広い症状に効果を発揮することも明らかになっています。
アロエベラには、このムコ多糖体のほかにも、ビタミンやミネラル、酵素類、アミノ酸など各種の有効成分が含まれていますから、それらが相乗的に作用することで、さらにすぐれた健康効果を示すことも認められています。
アロエベラ研究のきっかけ
ベータ腺で被曝させたうさぎにアロエベラを塗ると放射線皮膚塩が驚くほど回復した。この実験がきっかけで、アロエベラが放射線に優れた薬効を発揮することが判明しました。
ムコ多糖体の健康効果
アロエベラの特有成分 『 ムコ多糖体 』健康効果
- 皮膚病に著しい効果
- 抗ガン作用を高める効果
- 免疫機能を強化
- 抗炎作用
- 修復作用
- 抗痛作用
- 細胞増殖促進作用
- 腸内善玉菌活性効果
- 悪玉菌抑制効果
幅広い症状に効果があります。