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アロエベラ (Aloe vera) はアロエ属に属する多肉植物の一種です。アラビア半島南部、北アフリカ、カナリア諸島、カーボベルデが原産地だと考えられています。乾燥地帯でも育ち、アフリカ、インドやその他の地域に広く分布しています。ムコ多糖というと聞きなれない言葉ですが、ヒアルロン酸やコンドロイチン硫酸というとご存知の方も多いと思います。ムコ多糖とはそれらの総称です。
ムコ多糖はアミノ酸とウロン酸の組み合わせに よって種類が決まります。 分布をみても身体のいたるところ(細胞外マトリックス) にムコ多糖が存在し、様々な働きを
最近はアロエの原液が人気で、アロエの栄養成分を摂ることができます。
アロエベラの効果の秘密
人間の細胞の仕組みを知ることでよりアロエベラの効能、効果が理解できます。
肉眼では見えないほど小さい
私たちの体の細胞は、いっぱんには単位がミクロン (1 ミクロンは 1000 分の 1 ミリメートル) という単位で表わされるくらいの大きさで、肉眼では見えないほど小さいのに、その中に驚くほど複雑なしくみをもっています。
まず、それぞれの細胞は細胞膜によって包まれ、その中に細胞質や小器官が保護されています。細胞内の中心部には、DNA (遺伝子) が存在する細胞核があります。そして、その周囲には、ミトコンドリアやリソゾーム、リボゾーム、ゴルジ体、小胞体など、いくつかの小器官がありますが、それぞれも膜によって包まれています。
こうして細胞そのものや、細胞内にある小器官を包んでいる膜には、単に境(仕切り) としての役割だけでなく、生命活動に欠かせない大切な働きがあります。 浸透圧を調節する、細胞に必要な酸素や栄養分を吸収する、不必要な老廃物を排泄する、さまざまな情報を伝達するなどで、これらが順調に機能していれば、細胞は生きいきと活動することができるのです。
こうした細胞の膜のしくみを拡大したものですが、その主要な構成成分であるコリンなどのリン脂質には、特別な働きがあることがわかっています。実際、細胞膜や、ミトコンドリア、ゴルジ体など小器官の膜組織にはリン脂質が多く、小胞体の膜にいたっては70~80パーセントがリン脂質でできています。
このリン脂質のもっとも主要な働きの1つが、水と抽を混じり合わせる乳化作用です。細胞の中は、タンパク質を主として、これに核酸や脂質、さらにさまざまな成分が溶けこんでコロイド状(性質が二カワに似ている物質の状態。例、寒天など) になっています。そのなかには水溶性のものと油性のものがありますが、リン脂質がそれらを乳化させてうまく溶け合わせています。
細胞内のミトコンドリアでは、酸素とブドウ糖を原料として生命エネルギーが生産されています。それはちょうど、小さな「酸素力発電所」のようなものです。
くわしくは後の項目で説明しますが、このミトコンドリアは、0.5~1.0ミクロンの大きさの粒子で、太古の昔、原始細胞の中に、呼吸能力のある細菌が入り込んで共生を始めたのがミトコンドリアの起源であると考えられています。
そのしくみは、外膜で外側を被われ、内部は内膜によって区切られていて、ここでブドウ糖と酸素を上手に反応させてエネルギーを生産しています。ただ、その過程で活性酸素を発生してしまうのです。それは、発電所で電気エネルギーが生産されるかわりに炭酸ガスなども発生し、環境破壊の原因になるのと似ています。
この活性酸素が細胞のタンパク質や脂質を攻撃すると、細胞が傷つけられ、さまざまな病気の発生につながります。ここでもっと恐ろしいのは、細胞の設計図であるDNAが活性酸素に攻撃されると、ガン細胞化するなどの問題が起こることです。
ですから、この活性酸素の攻撃から細胞を守ることは、私たちの健康を守るうえでとても重要です。アロエベラが注目されている大きな理由の1つも、活性酸素を除去する有効成分をいくつも含んでいることにあります。