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アロエベラ (Aloe vera) はアロエ属に属する多肉植物の一種です。アラビア半島南部、北アフリカ、カナリア諸島、カーボベルデが原産地だと考えられています。乾燥地帯でも育ち、アフリカ、インドやその他の地域に広く分布しています。ムコ多糖というと聞きなれない言葉ですが、ヒアルロン酸やコンドロイチン硫酸というとご存知の方も多いと思います。ムコ多糖とはそれらの総称です。
ムコ多糖はアミノ酸とウロン酸の組み合わせに よって種類が決まります。 分布をみても身体のいたるところ(細胞外マトリックス) にムコ多糖が存在し、様々な働きを
最近はアロエの原液が人気で、アロエの栄養成分を摂ることができます。
生命活動においてエネルギーは必須
エネルギーの重要性とは?
エネルギーを作り出しているのはミトコンドリア
私たちの生命の営みには、つねにエネルギーが必要とされます。このエネルギーをつくり出している場所は、ひとつひとつの細胞の中に存在する「ミトコンドリア」という小さな器官です。
ミトコンドリアは、外膜と内膜という2枚の膜に囲まれた球形または細長い粒子で、一つの細胞の中に数多く存在します。とくに脳や神経、心筋、腎臓、肝臓、骨格筋などエネルギー代謝の盛んな細胞には、とりわけたくさん存在します。
では、ミトコンドリアでは、どのようにしてエネルギーが合成されているのでしょうか。おおまかにいえば、食べ物から得たブドウ糖や脂質などを、呼吸によって取り入れた酸素と反応させてエネルギーをつくっています。
エネルギー源であるブドウ糖は、元をただせば、穀類や芋類など炭水化物です。ここで思い出してほしいのですが、炭水化物は光合成によって、つまり、植物の葉緑素が、太陽の光を利用して、炭酸ガスと水からつくり出されます。
こうしてブドウ糖は、太陽エネルギーを化学エネルギーとして閉じ込めた栄養成分なのです。
私たちの体は、このブドウ糖から直接エネルギーを得ることはできません。ミトコンドリアにおいて、ブドウ糖と酸素が反応して分解されていく過程で放出されるATP (アデノシン三リン酸、「生体のエネルギー通貨」とも呼ばれる) からエネルギーを得るようになっています。
このように植物によって取り込まれた太陽エネルギーは、私たちの体内で生命エネルギーに変換されていきます。
ブドウ糖からエネルギーを取り出すとそこでつくられるATPは大量に貯めておくことができないために、その時々の必要量に応じて、ミトコンドリアでのATPをつくるスピードは調整されます。
たとえば運動をすると、呼吸や心拍が激しくなりますが、それは運動のためにたくさんのエネルギーが必要になり、その分だけATPがたくさん必要になるからです。すなわち、呼吸の速度を上げて酸素を多量に取り入れ、ミトコンドリアでエネルギーをつくる作業をスピードアップしているのです。
ところでリン・マーグリスは、ミトコンドリアは遠い過去に、外部から私たちの細胞に侵入してきた微生物であり、やがて平和共存するようになり、さらには相互依存の関係に発達したと述べて、話題を呼びました。いまでは、彼女の考えが正しいとされています。 その大きな理由の1つは、ミトコンドリアを構成している分子が、バクテリアを構成している分子に近いこと、もう1つは、ミトコンドリアは独自のDNAをもち、それが私たち人間の細胞核にあるDNAとはまったく異なることだと指摘されています。
要するに、微生物との平和共存によって、私たちの体に不可欠のエネルギー生産基地としてミトコンドリアが細胞内に存在するというのです。生命の神秘を感じずにはおられません。