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アロエベラ (Aloe vera) はアロエ属に属する多肉植物の一種です。アラビア半島南部、北アフリカ、カナリア諸島、カーボベルデが原産地だと考えられています。乾燥地帯でも育ち、アフリカ、インドやその他の地域に広く分布しています。ムコ多糖というと聞きなれない言葉ですが、ヒアルロン酸やコンドロイチン硫酸というとご存知の方も多いと思います。ムコ多糖とはそれらの総称です。
ムコ多糖はアミノ酸とウロン酸の組み合わせに よって種類が決まります。 分布をみても身体のいたるところ(細胞外マトリックス) にムコ多糖が存在し、様々な働きを
最近はアロエの原液が人気で、アロエの栄養成分を摂ることができます。
アロエベラは体内環境を改善する
アロエベラによる体内環境の改善とは どういうことか
水の恵を受けている
私たちの住む地球は、太陽系の惑星として約46億年前に誕生しました。地球は「水の惑星」と呼ばれるように、水の恵みを受けている惑星です。酸素のなかった最初の地球に、はじめて生命の誕生をみたのは、酸素のないところで成長する(嫌気性)単細胞の微生物である細菌でした。それは地球ができてから16億年もたってからのことで、いまから約30億年も前のことです。
それから、さらに5億年が過ぎて藍藻という新しい生物が原始の海に生まれました。この藍藻は、体内で光合成という化学反応を行なって、太陽エネルギーを利用して、水と炭酸ガスから酸素と糖などの有機物をつくる性質をもっていました。ただし、藍藻の細胞内には核やミトコンドリアは存在していないので、光合成を行なう細菌の一種とも考えられています。
いずれにしても、地球上に見られる約150万種の生物はすべて、こうした細菌類から進化してきたものだともいわれています。
ところで、太古の海で最初に単細胞として生まれた生物の個体は、まさしく細胞そのものでした。そのために、生物の細胞は外部の海水と直接に接触していました。その後、単細胞生物は多細胞生物へと進化していきますが、それでも生物が海水の中で生活している間は、細胞は外部の海水とある程度自由に交流できるため、栄養の吸収や排泄物の処理にも、さほど問題はありませんでした。
ところが、さらに進化が進んで生物が陸上で生活するようになると、細胞の周囲に海水と同じような環境を保持しなければならなくなり、海水と同じような成分や浸透圧などをもつ環境を体内にもつようになりました。その代表が血液なのです。
それを示すように、私たちの体内を流れる血液中のミネラル成分や、子宮の羊水のミネラル成分の割合は、海水のミネラル成分の割合と非常によく似ています。
ちなみに、生物が外部の環境の変化に対応するために内部につくつた環境を、フランスの生理学者クロード・ベルナールは「内部環境」と呼んでいます。血液を全身に循環させるシステムもその1つですが、それによって、口から入った栄養成分が細胞にまで送られて生命エネルギーになり、また細胞でできた排泄物は外部に排泄されるようになっています。
口から入った食品に含まれる栄養成分は食道を通って胃や小腸に達し、そこで消化・分解されて吸収されます。それから肝臓に運ばれ、そこで私たちの体が利用できるカタチの栄養成分に化学処理されたあと、血液によって各細胞に届けられます。ただし、小腸で消化されなかった物は大腸で処理され、体外に排泄されます。
こうして細胞まで送り届けられた栄養成分のうち、炭水化物はブドウ糖となってエネルギー源に、タンパク質はアミノ酸となって細胞をつくる材料に、脂肪は脂肪酸となってエネルギー源や細胞膜の材料になります。ビタミンやミネラルは、体内で行なわれる生化学的反応がスムーズに運ぶようにサポートする役割を果たします。
ところが、食生活などの変化で、私たちの体内の細胞を取り巻く栄養バランスは大きく崩れ、病気発生の原因になつています。アロエベラが注目される理由の1つは、そうした栄養バランスを整えてくれることにあります。
内部環境ができるまでのプロセス
生物が外部の環境の変化に対応するため内部につくった環境を「内部環境」という。
- 単細胞生物
- 多細胞生物
- 海の環境を体内につくったのが血液
血液、羊水のミネラル成分の割合と海水のミネラル成分割合と酷似しているのです。