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ガン患者が急増している中でどんな症状がでたら要注意なのでしょうか?「脳腫瘍」の症状の特徴や危険因子や日常生活の注意点を箇条書き形式でまとめています。
脳腫瘍の症状と検査・治療
頭蓋骨の内側にできた腫瘍の総称。頭蓋骨の中は、脳実質と呼ばれる脳本体を中心に、脳実質外の組織です、脳を包む膜や脳神経、下垂体などで構成されており、これらの各部位からさまざまな種類の腫瘍が発生する。脳腫瘍は、その場所から生じた原発性脳腫瘍と、体の他の部位のがんが転移してきた転移性腫瘍とに分けられます。
症状の特徴
- 腫瘍のできた場所によりさまざまだが、はじめは軽い症状でもしだいに重くなる進行性なのが特徴
- 初期には頭痛、めまい、吐きけなどがみられる。突然吐くこともある
- けいれんやまひ、運動障害があらわれる
- 聴力障害、視力障害、言語障害
- 情緒や思考が不安定になるなど、精神症状があらわれる
- ホルモン異常が起こることもある
危険因子と日常生活の注意
- 赤ちゃんから老人まで各年齢層に発生する。とくに40~50歳代に多く発生する
- からだのほかの部分にできたがんが脳に転移して起こることもよくある
検査と治療法
- 患者または家族への問診と局所症状により病体を把握し、緊急処置が必要かどうかを診断。最終的には、脳のCT、MRI(磁気共鳴画像)、MRA(磁気共鳴血管造影) などの画像検査で腫瘍の発生部位や性状を正確に診断する
- 腫瘍が良性なら手術でほぼ完治する
- 悪性の場合やほかのがんによる転移の場合は、手術のほか放射線治療や化学療法などの総合的治療が行われる