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ガン患者が急増している中でどんな症状がでたら要注意なのでしょうか?「肝臓がん」の症状の特徴や危険因子や日常生活の注意点を箇条書き形式でまとめています。
肝臓がんの症状と検査・治療
肝がんには、肝臓そのものから発症した原発性肝がんと、他の臓器のがんが肝臓に転移した続発性肝がん(転移性肝がん)があります。 原発性肝がんの約90%が肝細胞がんで、約10%が胆管細胞がんです。 一般的に肝がんというと肝細胞がんを指しています。
症状の特徴
- 右上腹部からみぞおちにかけて不快感、重圧感、膨張感、痛みなどがある
- 全身の倦怠感
- 食欲不振と急激な体重減少
- 発熱や黄疸があらわれる
- 進行すると右上腹部にしこりを感じることもある
危険因子と日常生活の注意
- 45~60歳ぐらいの男性にみられる
- 肝炎、肝硬変患者に多くみられる
- アルコールの飲み過ぎに注意
検査と治療法
- X線撮影などで簡単に発見することばできないが、血液検査、超音波画像診断、CTスキャン、肝生検(組織細胞の一部を切り取って検査する)、肝動脈の血管造影法などでくわしい診断が下される。
- 早期なら切除手術が基本。進行して手術が困難なケースでは、肝動脈にカテーテルを入れ、血管をふさぐ塞栓物質(抗がん剤を併用することもある) を注入して、がん細胞への栄養を絶つ肝動脈塞栓療法(TAE)などが近年効果をあげている